小学校のカラーテストの基準点

小学校のカラーテストは満点を取って当たり前という注意書き

皆さん、こんにちは。鶴間駅から徒歩8分、西鶴間にある個別指導塾、進学塾Cwayです。

和中から一番近い塾として、指導歴15年以上のプロ講師が小中学生を中心に主要教科を指導しています。

今回は、小学校の「カラーテスト」についてお話しします。
特に小学生の保護者様に、今後の学習の目安として知っておいていただきたい内容です。


目次

小学校のカラーテスト|目指す点数と注意すべき基準

カラーテストとは?

小学校で単元ごとに行われる理解度確認テストが、いわゆる「カラーテスト」です。
その名の通り、カラフルな印刷がされていることが多いのが特徴です。

  • 出題範囲:学習した単元の基礎的な内容
  • 目的:授業内容の定着を確認

つまり、授業で学んだ内容がきちんと理解できているかを測るテストです。

今回は、実際に当塾の小学生が学校から持ち帰ってきたテストの一例をご紹介します(個人情報はすべて加工済です)。


▲ 表面:「知識・技能」を測る問題が中心。計算や語句の確認など、基礎的な理解度をチェックする内容です。



▲ 裏面:「思考・判断・表現」を見る問題。自分の考えをまとめたり、図表や文章で説明する力を問う内容になっています。

このように、カラーテストは文部科学省が定める学習評価の3観点のうち、「知識・技能」と「思考・判断・表現」の2つを中心に構成されています。

実はこの「観点別評価」は、小学校だけでなく中学校の通知表(5段階評価)でも重要な判断材料として使われています。つまり、小学生のうちから観点ごとの力をバランスよく育てておくことが、中学校以降の成績にもつながる土台になるということです。


何点を目指せばいい?

カラーテストは、2~3週間かけて学習した範囲から出題されます。
そのため、100点を取って当たり前という意識が大切です。

もちろん、うっかりミスは誰にでもあります。
たとえば、1問5点配点で90点程度であれば許容範囲でしょう。

ただし、間違えた問題は必ず解き直しをし、ミスの原因が「うっかり」か「理解不足」かを判断することが大事です。


80点は「黄色信号」

80点(4問くらいの間違い)が続く場合、注意が必要です。

4問すべてがケアレスミスとは考えにくく、根本的な理解不足であるケースが多いです。
特に算数の文章題では、次のようなミスが目立ちます。

  • 問題文の意味が正確に取れない
  • 立式(式を立てること)ができない
  • 勘で立式し、偶然正解することもあるが再現性がない

「たかが4問」と思いがちですが、これが複数教科・複数学年で積み重なると深刻な学力不足につながります。

80点前後=黄色信号と認識し、早めに対策を取ることをおすすめします。


まとめ|カラーテストから中学成績は予測できる

私の指導経験上、小学校のカラーテストで80点前後が普通の子は、中学校に進学すると成績中位~下位になるケースが多いです。

そして、中学校では新たに習う内容が増えるだけでなく、小学校の内容を完全に理解していることが前提で授業が進みます。

もし基礎力が不十分なまま中学に進むと、次のような悪循環に陥りやすくなります。

  • 中学の授業内容についていけない
  • 小学校の復習と中学内容の学習を並行する必要が生じる
  • 定期試験で思うような点数が取れない

小学生の保護者の皆様、
「80点前後が続いている」という状態は、早めに対策するサインです。

「お家での学習だけでは不安」と感じられた方は、ぜひ一度Cwayの無料面談・体験授業をご利用ください。
お子様の状況に応じた学習の進め方をご提案いたします。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

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