皆さん、こんにちは。大和中学校から一番近い個別指導塾、進学塾Cwayです。
授業の振替。文字通り、休んだ授業の分を他のコマに振り替えることができるという仕組みです。
現在ほとんどの個別指導塾がこのシステムを取っています。
生徒・保護者にとっては、学習機会を失わずに済みますし、その分の費用も無駄にならずに済むのが良いところですね。
進学塾Cwayも個別指導塾ですが、実は通常授業の振替は行っていません。
今回の記事は、その理由について話したいと思います。当塾の方針や理念をお分かりいただける内容です。
理由1 生徒・保護者に授業を大事に考えてもらうため
私自身、Cwayを開講する前は、振替可の個別指導塾で勤務していました。
そのときの経験から言えば、振替を可としてしまうと、ちょっとしたことで休む子が出てきてしまいます。
例えば、宿題が終わっていなくて、それを叱られるのが嫌だから休む子。小テストの勉強を全然していなくて、それを咎められるのが嫌だから休む子。友達同士でレジャー施設に行くと聞いて、自分もそれに行きたいからと休む子。
安易に授業を休んでしまうと、学習のリズムが狂ってしまい、成績が思うように上がらなくなります。
塾・生徒・保護者の三者が、授業を優先度の高いものとして捉えることが大切だと考えています。
理由2 授業の質をキープするため
振替をすると、当然いつもとは違った曜日・時間に塾に来て勉強することになります。
そうすると、周りにいる生徒はいつもと違いますよね?生徒の数も違えば、学年も違う。勉強している科目も全然違うということが普通に起こります。
正直なところ、講師の立場からすると、多少のやりにくさが出てきます。専門的なことなので省きますが、いつもとオペレーションが変わることで、授業の空気感が変わったりするんです。それによって指導の質が著しく低下するとは言わないまでも、多少なりとも影響があると考えています。
いつもの時間にいつものメンバーで、またいつもの勉強をするというのは、思っている以上に重要なんです。
理由3 講師の労働環境を整えるため
授業を振り替えるとはいっても、時期によっては空きコマがあるとは限りません。特に定期試験前や入試直前期は、塾も大忙しです。
振替に対応するために、普段授業をしていない時間に無理やりコマを作ったり、休みの日を使って授業をする塾も存在します。これは令和の働き方とは思えません。
Cwayでは、塾長が講師として指導にあたっています。運営も塾長が一人で行っています。よって身体が資本です。最高のパフォーマンスが発揮できるよう、休息を大事にしています。
最後に
塾は生徒・保護者・講師の三者で成り立っています。
三者にとって、「授業の振替」というシステムは、メリットよりもデメリットの方が大きいと考えました。だからCwayでは、休んだ分の振替を認めていないのです。
塾によって、考え方は色々だと思います。私も自分の考えが正しいとは思っていません。
塾選びの際、システムについて根本的な疑問がある場合は、ぜひその塾の担当者に質問してみるとよいでしょう。その受け答えで、塾の方針や理念に触れることができると思いますよ。
今回もお読みいただきありがとうございました。
進学塾Cway