公立高校入試の仕組み(上)

皆さん、こんにちは。大和中学校から一番近い個別指導塾、進学塾Cwayです。

以前、こちらの記事で、公立高校入試についてざっくりとしたことだけ書きました。
まだの方はぜひお読みください。

そして今回から3回(上中下)にわたって、公立高校入試の仕組みについて詳しく書きたいと思います。

特徴1 選抜の機会は1回(全日制)

全日制、定時制、通信制のすべての課程で、「共通選抜」が実施されています。旧制度では前期・後期の2回の選抜をしていましたが、課題であった長期化と複雑化を是正するために、2回の選抜を一体化し、選抜の機会が1回になりました。

  • 共通選抜は、全日制・定時制・通信制のすべての課程で、同じ日程に実施されます。
  • いずれかの高校のいずれかの課程・学科・コース等に、1つだけ志願することができます。
  • 出願後1回だけ、他の高校または同じ高校の他の課程・学科・コース等に志願を変更できます。
  • 定時制と通信制では、共通選抜の募集人員は全体の80%になります。残りの20%は、共通選抜の後に実施される「定通分割選抜」で選抜します。

※定通分割選抜は、出願の時点で、どの国公私立等にも合格していない者だけが出願できます。
※夜間以外の定時制(市立川崎・県立川崎・厚木清南・市立横浜総合・相模向陽館・横浜明朋)は、共通選抜のみの実施となります。

特徴2 全員が学力検査と面接を受験する

すべての高校に共通の検査として、学力検査と面接が実施されています。学力検査では、おもに「基礎的な知識及び技能」と「思考力、判断力、表現力等」を測り、面接では、「主体的に学習に取り組む姿勢(学習意欲)」を測ります。

  • 学力検査は、幅広い領域で「新たな学力」を把握するため、5教科で実施されます。

※高校によっては2教科の範囲で2倍までの重点化をすることができます。
※定時制は、これまでどおり3教科の実施となります。
※通信制とクリエイティブスクールは、これまでどおり学力検査を実施しません。
※「特色検査」を実施する高校は、学力検査を3教科まで減らすことができます。

  • 面接では、以下を全校共通の観点として評価します。各校ごとに観点を追加することもできます。

・入学希望の理由
・中学校での教科等に対する学習意欲
・中学3年間での教科等以外の活動に対する意欲

  • 面接の参考資料として、「面接シート」を事前に提出します。

※このシートの内容は点数化されません。シートを参考に実施される面接が点数化されます。

最後に

入試が一本化され、公立受験者全員が学力検査と面接を受けています。

面接点に関しては、実は受験生の間で点差が開く高校と開かない高校があります。

進学塾Cwayでは、そういった情報も取り揃えており、面接練習に活かしています。

ご興味のある方は、ぜひ一度当塾までお問い合わせください。普段の勉強のことから受験のことまでお力になれると思います。

今回もお読みいただきありがとうございました。

進学塾Cway