公立高校入試の基本のキ

皆さん、こんにちは。大和中学校から一番近い個別指導塾、進学塾Cwayです。

今回は「公立高校入試って何かよく分からない」という方に向けた記事です。

基本のキを知りたい方はお読みください。

公立入試ってどんな入試?

公立入試とは、一発勝負の入試です。神奈川県の公立入試は2月中旬に行われます。実は実施時期が全国トップレベルで早いです。

公立は一校しか受けられません。現在は学区制度が撤廃されているため、神奈川県内のどこに住んでいても、県内の公立高校ならどこでも受験できます。受験してから2週間程度で合格発表を迎えます。

何で合否が決まるの?

わかりやすく言うと、内申点(中学校の成績)・5科目の筆記試験の点数・面接試験の点数の3つを加味して、上の点数の者から順番に合格します。面白いのは、この3つのうちどこを重視するかという比率は、高校ごとに違うということ。

(例)大和西高校の場合 内申:入試:面接=3:5:2
(例)大和南高校の場合 内申:入試:面接=4:4:2
(例)綾瀬高校の場合 内申:入試:面接=5:3:2

内申を重く見るところもあれば、入試の点数を重く見るところもある。またそれら二つを同等に見るところもある。生徒の状況によってはどこを受けるか向き不向きが多少あるわけです。

※一部例外や細かい話は省いています。

落ちたらどうするの?

公立を受験して不合格だった場合、多くの子は抑えの私立高校に進学します。いわゆる併願校です。併願校の受験は公立受験の前に終わっています。

神奈川の私立併願受験に関してはちょっと特殊(?)です。中3は11月に大事な定期試験を終えて、その後に5段階評価の成績がつきます。それから内申点が確定。その後の進路面談にて、公立・私立どこを受けたいか中学校の先生に伝えます。中学校の先生の方から併願を希望する私立高校と連絡を取ります。「内申点が◯◯の子が御校を受けたいと言っているんですが」と打診して、内申点がその高校の用意する基準点を上回っていれば大丈夫。就職活動でいう内々定をもらえます。あとは受験日に試験を受けてくるだけで合格。内定です。なんだか面白い仕組みですよね。

こういった「併願確約」というシステムがあるおかげで、中学生は抑えを作ってから安心して公立入試に挑めるわけです。

ちなみに私立の併願確約で落ちたというケースはほとんど聞きません。問題(警察沙汰)を起こしたり、試験当日にバレるような大嘘をついたりしなければ大丈夫。確約って言うくらいですからね。

最後に

神奈川は中2以降の成績から内申点に含まれるということもあって、中学生も中1の間は色々と模索できます。ありがたいですね。

入試のことや各科目の勉強についてなど、今後も少しずつ投稿していきます。

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