皆さん、こんにちは。大和中学校から一番近い個別指導塾、進学塾Cwayです。
学習指導要領の改訂により、中学生は覚えるべき英単語数が格段に増えました。今のところ、公立高校入試には影響は出ていませんが、いずれ入試問題の語彙レベルが上がることは明白です。
Cwayでは、入塾する中学生全員に英単語の覚え方をレクチャーします。中学生は、毎週授業で英単語テストを受けてもらうからです。今回は、普段私がレクチャーしている内容を一部紹介します。
覚える手順
英単語を覚える手順は3つです。
[手順]
- 英単語の読み方(発音)を覚える
- 英単語の意味を覚える(スペルを見て意味を言えるようにする)
- 英単語のスペルを覚える(意味を見てスペルを書けるようにする)
1つ目に関しては当たり前のように思えますが、実は結構見落としがちです。スペルを見て「なんとなくこう読むんだろう」と早とちりして、明らかに誤った発音で覚えてしまう子が多くいます。発音記号に沿って正しい発音を身に付けられたら最高ですが、初めはなかなか難しいです。
市販の英単語帳にはカタカナ読みが載っていることも多いです。最初はカタカナ読みでもいいので、なるべく正しい音で読めるようにしましょう。
2つ目からが本番です。例えば、全部で50個の英単語を覚えなければならないとします。これだと一気に覚えるには量が多いです。10個で1セットとして考え、分割して取り組むのが良いです。
1個ずつスペルを見て意味が言えるかチェックします。10個まで終わったら、その1セットだけでテストします。完璧になったら次の10個に移ります。また1個ずつチェックして10個終わったら、その1セットをテスト。これの繰り返しです。最後まで終わったら、50個(5セット)まとめてテストするといいでしょう。
手順の3つ目に関しては、2つ目と同様のやり方で構いません。
覚えるコツ
英単語を覚えるコツも3つです。
[コツ]
- 毎日手早くやる
- 間違えたものに✓を入れる
- 大きく書いて見えるところに貼る
英単語は1日で覚えるようなものではありません。まとまった量を頭に薄くなじませて、それを毎日続けていくことで濃度が上がり記憶するというイメージでいてください。ただまとまった量を毎日やるのは結構しんどいことなので、タイマーなどを使って1日30分くらいで手早くやった方が良いです。
また間違えたものには単語の横に✓を入れましょう。正の字でも構いません。何かしらの印がついていると、「これはまだ覚えていないのか」って私たちの脳もその単語を意識するようになります。
それでも覚えられないものが2~3個出てくると思います。その場合は、B5~A4サイズの紙に大きく英単語とその意味を書いて、机に張り付けましょう。毎日、朝起きたとき・勉強するとき・寝るときに必ず見るようにするんです。毎日やってください。そうしたら覚えられますよ。
最後に
英単語の覚え方はこれくらいです。音読の記事でも書きましたが、最初からあれこれ勉強法を気にしすぎないのが肝心です。
英単語の場合、究極のところ、覚えるまで毎日暗記を続けられるかどうかです。
一朝一夕にはいきません。根気強く覚えていきましょう。
進学塾Cway