皆さん、こんにちは。大和中学校から一番近い個別指導塾、進学塾Cwayです。
前回の記事で、面接シートの概要について書きました。
今回は、面接の評価方法について。
評価の観点
実は、面接をどこで評価するか(観点)は決まっていますし、事前にその観点も公表されています。
つまり、その観点に沿ってされるであろう質問をあらかじめ想定し、受験者は準備しておけばよいのです。
観点は2種類あります。「共通の観点」と「学校ごとの観点」です。
共通の観点
こちらは全校共通で評価の対象としている観点です。前回の記事でもふれました。
- 入学希望の理由
ねらい:入学を希望する動機、目的を把握する
- 中学校の教科等に対する学習意欲
ねらい:中学校における学習活動において、どのように意欲的に取り組んできたかを把握する
- 中学3年間での教科等以外の活動に対する意欲
ねらい:中学3年間における校内や校外の教科等以外の活動に、どのように意欲的に取り組んできたかを把握する
もし面接の場で、「志望動機を教えてください」「中学校の勉強で頑張ったことを教えてください」「中学校で勉強以外に頑張ったことを教えてください」などと質問された場合は、上記の観点に沿った質問だと思ってよいです。確実に聞かれます。
上記のねらい3つに共通する言葉は「意欲」です。
意欲とは、積極的にやろうとする意志(積極性)、自ら進んで望むこと(主体性)を意味します。
学校ごとの観点
こちらは学校ごとに定める観点ですので、高校によって違います。
いくつか例をあげます。
- 高校での教科、科目等に対する学習意欲
- 高校での教科、科目等以外の活動に対する意欲
- 学校・学科等の特色の理解
- 将来の展望
- 面接の態度
こちらで自分の志望校や気になっている高校を調べてみましょう。
ページ内の「選考基準一覧表」というPDFを開くと、表がたくさん表示されます。
表の右側に高校ごとに定める観点が載っています。
評価のつけ方
面接官は観点に沿って質問し、その質問に対する受験者の回答を評価します。
観点ごとに◎(優れている)、〇(満足できる)、△(満足できる水準を下回っている)の3段階を基本とします。ただし、必要に応じてプラス(+)、マイナス(-)等の幅を設け、評価の段階数および評価の尺度を変えて、評価基準を設定することができます。
◎を取るには、積極性・主体性・具体性の3つを意識して回答する必要があります。
最後に
面接は事前にどれだけ準備できたかで決まります。まぐれはありません。
中3生は、志望校が定める観点をもとに、どんな質問がなされるか想定し回答を準備しましょう。
またその回答に対してどんなツッコミが入るかも想定して、返答を準備できるとよいです。
今回もお読みいただきありがとうございました。
進学塾Cway