皆さん、こんにちは。大和中学校から一番近い個別指導塾、進学塾Cwayです。
前回、面接シートの下準備について書きました。
下準備に沿って、何はともあれ書いてみた。今回はその体で、面接シートを書いたらチェックすべきことについて紹介します。
誤字・脱字がないか
単純なことですが、まず最初にチェックすべきことです。
昔、私がまだ塾講師として駆け出しだった頃。相模原にある橋本高校を志望する生徒の面接シートをチェックしました。
中学校の先生にはもうチェックしてもらったとのこと。内容自体は中身があるし、問題なかったです。
ただよく見たら、驚くことに高校名の「橋」の字が違っていました。すぐに指摘せずに、試しに生徒に「橋」と書かせてみました。するとそれも間違っているんです。つまり、根本的に「橋」という字を間違えて覚えてしまっていたんですね。これでは本人も気づかないわけです。
中学校の先生も1日に何百枚とチェックしているでしょうから、見落としがあっても不思議ではありませんし、何より生徒本人の責任です。
他にも、希望ケ丘高校を目指す生徒が「希望が丘」「希望ヶ丘」と書いてきたこともありました。
面接シートの高校名を間違って書いたからといって不合格になることはないでしょう。ただ今後の人生において、相手方の名前を間違えるというのは手痛いミスになることがあります。
まず自分でチェックをして、その後にお家の人にも見てもらうようにしましょう。あやしいなと思った漢字は合っているか調べるようにしてくださいね。
積極性・主体性・具体性があるか
いよいよ中身についてです。
- 積極的にやろうとする意志(積極性)
- 自ら進んで望むこと(主体性)
- 詳細な中身(具体性)
これら3つの観点から十分であるか客観的に見てみてください。試しに1つ例を挙げます。
「教科等以外で頑張ったことを教えてください」
「私はバッティングを頑張りました。私は野球部に所属していますが、バッティングが苦手でどうすればいいかわからず悩んでいました。あるとき、部活がない日に、友人のA君からバッティング練習に誘われました。それから部活がない平日は毎日、A君とバッティングの自主練をするようになりました。色々と考えながら頑張った結果、バッティングは上達し、試合でも打てるようになりました。私はこの経験から様々なことを学びました」
これは不十分な例です。どこがいけないか、講師の視点で書いていきます。
- 悩んでいただけで、友人から誘われなかったら練習しなかったのかな?(積極性・主体性不足)
- どんなバッティング練習を1日にどれくらいしたのかな?(具体性不足)
- 「色々と考えながら頑張った」とあるけど、何をどう考えてどう頑張ったのかな?(具体性不足)
- 「バッティングは上達し、試合でも打てるようになりました」とあるけど、もとはどの程度の実力で、またそれがどれくらい伸びたのかな?(具体性不足)
- 「様々なことを学びました」とあるけど、何をどれくらい学んだのかな?(具体性不足)
このようにツッコミどころが満載です。でも最初はみんなうまく書けないので、安心してください。何度も練り直していくうちに上手になります。
特に3つの中でも具体性が欠けがちなので注意しましょう。
最後に
面接シートは何回も書くうちに内容が練り上げられ、完成度が上がっていきます。
Cwayでは、中3の授業が部活動引退後から増えますが、そこでは面接シートの書き方や添削も行っています。
まだ各学年定員に空きがございます。ご興味のある方はお早めにお問い合わせください。
今回もお読みいただきありがとうございました。
進学塾Cway