皆さん、こんにちは。大和中学校から一番近い個別指導塾、進学塾Cwayです。
今回は中学校の成績(5段階評価)をいかに上げるかです。根本的なところから見ていきましょう。
5段階評価は何で決まるか
以下の資料は、令和2年3月に、神奈川県教育委員会から発表された「カリキュラム・マネジメントの一環としての指導と評価 学習評価資料集(小学校, 中学校)」の一部です。
ご覧の通り、A゜=5点、A=4点、B=3点、C゜=2点、C=1点と決まっていて、それらを合計して5段階評価が決まるのです。
結局は合計値で決まりますから、組み合わせの代表例を見るに、Bがあっても4がつく場合があったり、2がつく場合があったりするわけですね。
5段階評価は観点別評価(A゜、A、B、C゜、C)の合計値で決まると覚えておきましょう。
観点別評価の項目
新学習指導要領では、観点別評価の項目は以下3点です。
- 知識・技能
- 思考・判断・表現
- 主体的に学習に取り組む態度
思考・判断・表現のところを読むと、「各教科の知識及び技能を活用して~」と書いてあります。
このことから、おそらく思考・判断・表現は各教科の応用と発展を意味しているのだと思います。
またそうなれば、元となる知識・技能は各教科の基礎・標準であると考えるのが普通ですよね。
そして主体的に学習に取り組む態度に関しては、「学ぼうとしているかどうかという意思的な側面」という記述があります。これは授業態度や提出物の完成度・工夫を表していると考えられます。
どうすれば各項目でいい評価を得られるか
まずは、通知表で気になる教科の観点別評価を見てみましょう。
知識・技能が思っていたよりも良くなかったという人は、その教科の定期試験の答案を引っ張り出してください。おそらく答案用紙の端の至る所に「知識・技能」と書かれていると思います(学校・教科によりますが) そこに対応した問題で取りこぼしているのであれば、それを補強していくのが最善策です。また次の定期試験が大事になるわけですから、次の試験範囲になるであろう内容の基礎・標準レベルの問題を仕上げる必要があります。
思考・判断・表現についても同様の考え方・取り組みで構いません。ただほとんどの生徒にとって、やはり知識・技能の改善の方が優先されるでしょう。
主体的に学習に取り組む態度が思っていたよりも良くなかったという人は、その教科の先生に一度質問をしましょう。
「先生、この観点別評価をAにしたいんですが、私は発言をもっとしたほうがいいでしょうか?また提出物についてどこをどう改善したらいいでしょうか?」
こんな風に質問をされて嫌な顔をする先生はなかなかいません笑 成績を上げる向上意欲があるということを示したうえで、アドバイスを求めるという姿勢でいくといいでしょう。あとは先生からいただいたアドバイスをもとに実践するのみです。
もし仮に何もアドバイスをくれなかったら、自分よりも評価が高い友人を探しましょう。提出物をチラッと見させてくれる関係の子がいいですね。授業態度や提出物に関して、その子との違いを自分で分析して、改善していきましょう。
最後に
今回は5段階評価について詳しく見てきました。
中学生にこの話をすると、「観点別評価でここまで厳密に5段階評価が決まっていたんですか!」と驚かれることが何度もありました。どうやら今までは「どうやったら3が4になるかな~」とただ漠然と考えているだけだったようです。また残念ながら、こういった中学生はたくさんいます。
この記事を読まれた保護者様、ぜひ一度お子様にもこの記事を読ませてあげてください。
進学塾Cway