やってはいけない勉強法(前編)

ノートにびっしりと書き込みすぎ、教科書を読んでいるだけの子どもの様子をたしなめる

皆さん、こんにちは。鶴間駅から徒歩8分、西鶴間にある個別指導塾、進学塾Cwayです。

和中から一番近い塾として、指導歴15年以上のプロ講師が小中学生を中心に主要教科を指導しています。

今回は「やってはいけない勉強法(前編)」について。
つい子どもがやりがちな方法を3つご紹介します。


目次

やってはいけない勉強法(前編)|ありがちな3つの落とし穴


① テキストを見るだけ

「教科書や参考書を見るだけ・読むだけ」は効果が限定的です。

読むこと自体は大事ですが、
・内容が本当に理解できているのか
・試験で解けるレベルに達しているのか
は、実際に問題を解かなければ確認できません。

読むだけの勉強は省エネで楽に感じます。
しかし思考の負荷が小さい分、学習効果も低いのが実情です。

ポイント
「読む→問題演習」のセットを習慣にしましょう。
エネルギーを使う問題演習まで踏み込めるかが、成績アップの分かれ道です。


② ひたすら書いて覚える

「とにかく書く」は、逆効果になりやすい方法のひとつです。

書く=覚えると感じがちですが、
実際は「手の運動」になってしまい、頭が働かないことが多いのです。

さらに、時間も膨大にかかるため効率が悪く、
集中力も途中で途切れてしまいます。

効果的なやり方
まず「読む・見る」で理解する
最後の確認として「書く」

この順番が正解です。

「見る→理解→確認として書く」の3段階を意識しましょう。


③ 調べて埋める

「わからないとすぐ調べて答えを書く」のは、要注意。

特に初めて解く問題でこれをすると、
「自分の頭から答えを引き出す練習」ができません。

学校や入試の試験では「資料なし・ノーヒント」で解かなければなりません。
調べることが癖になると、「自力で考える力」が育ちにくくなります。

正しいステップ
覚えた知識でまず自力で解く
間違えた問題はチェックし、解き直す
どうしても解けないときにだけ調べる

間違いを恐れず、「間違い→修正→理解」のプロセスを大切にしましょう。


まとめ|非効率な学習を避け、成績アップへ

勉強が苦手な子ほど、無意識のうちに非効率な勉強法を続けてしまいます。
しかし、それでも一生懸命頑張っているケースが多いのです。

保護者の皆様へ
「なぜその方法が効果的でないのか」をやさしく説明し、
「正しい学び方」へ導いてあげましょう。

次回はさらに避けるべき勉強法をご紹介します。

今回もお読みいただきありがとうございました。

(よかったら関連記事もどうぞ↓)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

神奈川県大和市出身。大野原小学校と大和中学校の卒業生。明治大学卒。
学生時代に家庭教師のアルバイトを4年間経験。その後社会人となり、教室長兼講師として個別指導塾に5年半勤務。県央・横浜エリアの教務主任を兼任。集団指導も2年半経験し、複数教室合同の入試対策授業において、2年連続最優秀講師に選出。

目次